勝ち組投資家は、「株価は不合理な動きをする」ということに疑いを持ちません。
株価は説明できない動きをすることがたびたびあります。ニュースやアナリストのレポートはこれをなんらかの原因と結びつけて、それらしい後付けの説明をしますが、これは人間の心理の弱さ、曖昧さ、いい加減さが引き起こす現象なんです。
投資家の心理は株価が動くたびに揺れ動いています。
ついさっきまで買おうと決心していたものが、やっぱり売ろうと逆の考えに変わることも日常茶飯事です。
株価はそんな個人個人のあいまいで変わりやすい心理の寄せ集めで出来ていることを、常に頭に入れておかなければなりません。
勝ち組投資家は、株価に対する見方がシビアです。
余計な幻想や思い込みは抱かず、いつも現実を直視しています。
将来を決して予測しません。予測してそれに賭けるのではなく、現実の株価の動きをみて、こうなったらこのように行動するというシナリオ、ルールを決めて、それを厳格にこなす、ただそれだけなのです。
多くの投資家は、「上がって欲しい」「下がって欲しい」と思って売買しているから、なかなかいい結果が出せません。
「思う」ことをやめて「考える」ことに徹すること、感情を制御して冷静に行動することが、株式投資で設けるためのポイントとなります。
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