株式投資の経験をある程度積んで、「こうなったらこうしよう」というシナリオをたてて臨むことが出来る人でも、いざそれを実行に移す段階になって躊躇してしまうことが多いようです。
それは、心の弱さの問題です。
しかしそれも、1回出来れば、2回目はより抵抗感なく実行できるものです。2回出来れば、3回目はほとんどためらいなくできるのではないでしょうか。
人間は慣れる生き物です。そして、実際に損を最小限に抑えたり、利益を大きく上げることを体験できれば、ストレスを感じることなく機械的に売買をすることが当たり前になります。
こうした売買ができれば、相場全体の読みを間違えて大きな失敗をすることもなくなります。
機械的に売買するコツは、1回の売買の勝敗にこだわらず、数回のトータルでの損益を考えることだと思います。
確立として5回中3回勝つことができ、ロスカットを使って損を小さく、利益を大きくできれば、必ずトータルとしてプラスになります。いってみれば5回中2回、5回中1回の勝利でもトータルとしてプラスにすることは可能なのです。
最初は自分のルールを作って、何があろうとそれを守ることです。どんなことがあってもルールを変えてはいけません。人間は弱い生き物です。いざ相場を張るといろんな理由をつけて、自分を正当化しようとします。しかし、そこでぐっとこらえて、自分の作ったルールに従うことで、いままで儲けられない人もぐんと投資成績が上がるのではないでしょうか。
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